会いたくて…主を慕い都から海をひとっ飛び。樹齢千年「飛び梅伝説」の梅が咲く春が来た 【後編】 (2/5ページ)
太宰府天満の本殿(重要文化財)右が伝説の「飛び梅」(写真:wikipedia)
道真公が京の都を去った後、梅は主に会いたい一心で空を飛び、九州の太宰府まで飛びその土地に降り立って根を生やした……といわれているのが「飛び梅伝説」です。
その梅は、元来道真公の配所跡に建立された榎社(道真公が逝去するまで過ごした跡)の境内にあったものが、太宰府天満宮の造営とともに本殿前に移植されました。
道真公に愛された梅は、現在は太宰府天満宮の本殿右側のご神木「飛梅」として参拝に訪れる人々に大切にされています。
桜は悲しみのあまり枯れ松は力尽き別の地に降りる実は、道真公の屋敷には梅のほかにも桜や松があり、いずれも道真公を慕っていたそうです。