Code for Historyの古地図サイトライブラリ「Maplat」、オープンソースライセンスを一時停止し、制限付きライセンスの準オープンソースへ変更 (2/4ページ)

バリュープレス

しかしまだまだMaplatは技術もコミュニティも発展途上であり、金銭面だけではなく、開発者やドキュメンテーションその他での間接的支援を含む大きな支援がなければ、自発的に開発が回り発展できる状況からはほど遠く、常に開発が止まる危険性とは隣り合わせの状況にあります。言い換えますと、Maplatから大きな利益を得ておきながら、その利益に見合うだけのリターンをコミュニティに返さない、度を越えたただ乗り利用者=フリーライダーを許せるだけの余裕は、まだMaplatコミュニティにはありません。
しかし今回、Maplatの利用者の中に、それを利用し多くの案件を受注している商用サービスを投入済みでありながら、また単に利用しているだけではなくCode for Historyコミュニティに多くの便宜を能動的に要請し、その支援を受けたにもかかわらず、2年にわたりCode for Historyコミュニティに一切のリターンを返さないという、度を越えたフリーライダー行為を行う団体があらわれました。このオープンソース理念への背信的行為を行う主体に対し、如何なる対処を行うかとても悩みましたが、放置すればCode fot Historyの活動モチベーションも低下し、Maplatの開発が止まる危険性に直面するのみならず、Maplatからいまだ利益を得ていないにもかかわらず支援してくださる純粋な善意の支援者様の厚意を、そのフリーライダーに吸い上げられている構図ともなります。よって状況の放置は支援者様への裏切り行為にもなると考え、やむなく問題が解決するまで一時的にオープンソースライセンスでの提供をを取り下げ、名指しでフリーライダーへの一切の権利提供を認めないライセンスに切り替えました。

影響を受けるライブラリ一覧

* Maplat 0.9.0以降
* MaplatCore 0.9.0以降
* MaplatEditor 0.5.0以降
* MaplatTin 0.8.0以降
* MaplatAndroid 0.7.1以降
* MaplatiOS 0.7.1以降
ライセンスの詳細については各リポジトリに付属されるLISENSEファイルをご確認ください。

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