『必殺仕事人』中条きよしが明かす!「生涯現役のためのマル秘健康術」 (2/2ページ)
■プロ意識の高さがかいま見えるコメントも
「僕がレギュラーに入った『新・必殺仕事人』(81年)の頃は30代で、藤田(まこと)さんだって40代でしょ。ただ、おっかさんだけは60代だったんですよね……」
“おっかさん”とは、勇次の育ての母にして、凄腕の仕事人「おりく」を演じた山田五十鈴のことだ。
「いつも背筋がピンとして姿勢がよかった。基本的には私生活を一切見せない方ですが、人が見ていないところで相当、努力をなさっていたんでしょう。“長い間、スターさんだった人は違うな”と思っていました」
女優を続けるために、山田は70歳を過ぎて水泳に取り組んだといわれる。
さて中条は、デビュー曲『うそ』(74年)の大ヒットでも知られる歌手でもあり、この8月にディナーショーも開催予定だ。
「声は年齢とともに出なくなるものです。だから僕は、自分でお金を払ってボイストレーニングを続けています。それに毎日、喉に手拭いを巻いて、喉を痛めずに鼻呼吸できるようにマスクをして寝ています」
コロナ禍になる以前から、自宅には常にマスクが1年分あったとか。
「75歳の今も歌えるのは、努力の賜物だという自負はあります。舞台があるときは酒を飲まないし、テレビで歌うときも4~5日前から禁酒しますしね。あんまり努力しているようには見られないですけど、それなりにはしてるんです(笑)」
芝居ではワルを演じることも好きだというが、素顔は明るく気さくな人柄だ。
「人が好きで、人と話すのが好き。若い人とも話すのも楽しいですよ。先が長くはないのは分かっています。でも、台詞が覚えられる限り、歌える限り、とことん楽しみたい。また、そんな僕の姿を見て、同年代の人が元気になってくれたら、うれしいですね」
6月21日発売の『週刊大衆』7月5日号ではこのほかにも、野村将希や京本政樹が日々実践している健康術を明かしている。