「侍ジャパン」のベンチ裏(2)「サウスポーが2人だけ」投手編成の不安 (2/2ページ)

Asagei Biz

 とはいえ、投手11人のうち、サウスポーは中日の先発ローテーションの柱でもある大野雄大(32)と、阪神の中継ぎのエース、岩崎優(30)の2人だけだ。

「この2人では心細いですね。左のワンポイントタイプか、変則投法タイプが欲しかったとみる向きも多いのですが、稲葉監督が突然『先発が3枚しかいない』と慌て出して、球界OBや報道陣を驚かせているのが現状です」(スポーツ専門誌編集者)

 東京五輪の参加チームは前回の08年北京五輪の8チームから2チーム減って6チーム。オープニングラウンドを含めて5戦連勝で最短優勝できるため、先発3枚でも十分と思われるが‥‥。

「稲葉監督は『全勝優勝する必要はない』と公言している。それは北京五輪で1敗し、金メダルのチャンスが残っているにもかかわらず、焦りが生じて負けたことを教訓にしているから。今回は敗者復活を取り入れた『ダブルエリミネーション方式』が採用されているので、8戦5勝3敗でも優勝の可能性はある。戦いの舞台が夏場の屋外となれば、先発重視の投手編成も頷けますが、左腕2枚は少なすぎるし、現代野球であれば、絶対的な左殺しがいてもいいくらいです」(スポーツライター)

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