【優秀賞受賞】3種類をブレンドした世界が認めたジャパニーズウイスキー『キリン シングルグレーンウイスキー富士』 (2/4ページ)
今回おためしするキリンディスティラリー(静岡県)の『キリン シングルグレーンウイスキー富士』(アルコール分46%・700ml瓶・参考価格 税込約6,600円・2021年2月16日発売)は、同蒸留所の得意分野であるグレーンウイスキー原酒のみを使用したシングルグレーンウイスキーである。
同蒸留所で製造するバーボンタイプ・カナディアンタイプ・スコッチタイプの3種類のグレーンウイスキー原酒をブレンドして作られており、オレンジやグレープのような果実香が楽しめるという。元々限定的に販売されていたのだが、この度一般に発売されるようになった。
・グレーンウイスキーとモルトウイスキーの違い
そもそもグレーンウイスキーとは何かをご存知でない方も多いだろう。一言で説明するなら、トウモロコシ、小麦などの穀類を原料としたウイスキーのこと。広義ではバーボンウイスキーもその1つで、クセがなく、度数は高め、お手頃な価格で入手しやすいといった特徴を持っている。
対するモルトウイスキーは大麦麦芽を原料とするウイスキーのこと。スコッチウイスキーなどがこれに分類され、香りの強い個性のある味わいが特徴とされている。度数は低め、価格は高めのものが多い。
■あっ、瓶底に美しき富士山の姿が!
味を確かめる前に、ウイスキーのもう1つの楽しみ方である瓶に注目してみよう。パッケージは色味を抑えたシンプルなデザイン。毛筆で書かれた富士の名前がとても印象的だ。