中国の高級ホテル「盲導犬は外に繋いでおけ」 → ネットに動画が拡散され批判殺到 しかも法律違反だった (2/2ページ)

ゴゴ通信

動物は入室不可」という言葉だけを繰り返した。

・2012年8月に中国で入室を許可する規定が定められる

特に男性の盲導犬入室を強く断ったスタッフは「盲導犬入室を要求するのがむしろ不当だ。国家が盲導犬のホテル入室を強制しているかどうかを証明する証拠がほしい」と言い出した。しかし確認したところ、中国当局は2012年8月1日から中国全域の公共場所を対象に視覚障害者と同行する盲導犬の入室を許可している状況だった。つまりこのホテルも盲導犬入室可能な対象となっている。

現地障害者保護法第58条16項によると、視覚障害者と盲導犬が公共の場所に入場する場合、関連職員は国家の規定に従って接近可能なサービスを提供しなければならないという原則がある。公安局の関係者らが該当規定をホテルの職員らに詳しく説明した後も、職員らの態度はホテルの内部指針の原則を守り、頑なな態度を保ってきたという。

・スタッフ「会社の規定では禁止だ 法律より会社の規定が優先される」

スタッフは「国家がこうした法を定めたとしても、会社内部の指針上の原則はペット入室禁止。もしこうした規定が制定されていたら、珠海市にはなぜ規定が通達されなかったのか。会社の規定が優先される」と強く主張する姿が現地SNSで公開された。

一方、公安局の要請によりホテル側は全額払い戻しに応じた。しかし事件直後、男性は「盲導犬に対する社会認識が遅れていることを実感した。盲導犬を拒否することは視覚障害者を拒否することと同じだ。少なくとも施設の入口に『盲導犬の出入りが可能』という表記があればよかった」と語った。

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