決戦は10月29日! OK対H2O「関西スーパー争奪戦」の仁義なき戦い (2/3ページ)

Asagei Biz

関西スーパーを子会社化して統合すれば、仕入れや搬送を統一することが出来るので、両社にとってメリットとなるというのがその理由です」(経済ジャーナリスト)

 いわゆる業界再編の動きに出たわけだが、これが首都圏を地盤とするディスカウントストア「オーケーストア」を展開する「オーケー」(横浜)=以下、OK=刺激した。経営統合の動きが明らかになるや、関西スーパーへの株式公開買い付け(TOB)を行う意向を示したのだ。

 関西に連合軍が出来ればOKは関東のローカル企業に転落する。そうなったらいつまでもイオンやセブン&アイHDの後塵を拝したままいつかは呑み込まれてしまう。そうして「関西スーパー戦争」の火ぶたが切って落とされた。

 関西スーパーは9月24日になってH2Oへの傘下入りを希望する見解を示したので、こちらは友好的買収。そこにOKがTOBによる敵対的買収で割って入る。もうそうなると雌雄が決するまで争いは終わるはずもない。

 最終的な決着は、10月29日に行われる関西スーパーの臨時株主総会の場で決まる。株主の3分の2の了承が得られれば、H2Oへの傘下入りが可決されるからだ。だがこれをひっくり返したいOKも対抗手段に出る。

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