新春1月の旧称「睦月(むつき)」の由来は?他にも色々ある別名を紹介! (3/4ページ)
初春月(はつはるづき)
新(あらた)しき 歳の始めの 初春の
今日降る雪の 弥重(いやしけ)吉事(よごと)【意訳】新たな歳の始まり、この初春に今日降り積もる雪のように、どうかよいことがいつまでも重なりますように。
日本最古の歌集『萬葉集』の大トリを飾る大伴家持(おおともの やかもち)の歌は、天平宝字3年(759年)の新年会で詠まれたもの。
千年以上の歳月を経た令和4年(2022年)も、どうかよいことが重なりますように。
孟春(もうしゅん)旧暦では1~3月を春とし、その最初の月を長男(孟)に喩えた表現で、今でもちょくちょく見かけます。
孟は「はじめ」の意味を持ち、古代中国人男性が通称として用いた字(あざな)がその由来です。