逆転の発想 潜在する空き家を借り手が発掘する「さかさま不動産」で10軒目の成約~元ピザハウスで古着屋開店を目指すヴィンテージバイヤーの挑戦~ (3/4ページ)

バリュープレス

街に文化が生まれる派生
 同商店街でのさかさま不動産マッチングは、「ライダーズカフェ瀬戸店」のダビッドさんに続き2軒目。ダビッドさんは昨年名古屋から瀬戸に家族で移住もしています。
 更にダビッドさんの影響により、都市部で活動していたコーヒー店「リトルフラワー」さんが瀬戸の実店舗を。大平さんにおいても、当初岐阜エリアを検討していましたが、ダビッドさんとリトルフラワーさんとの出会いにより瀬戸での出店を決断。3者共に当初瀬戸は想定外エリアでした。
 大平さんは「瀬戸で活躍する人たちを見て、自分も瀬戸で挑戦するという気持ちが固まりました。また応援してくれる街の風土を感じたのもよかったです」と話しています。
(2022年2月までに改修工事、4・5月に古着屋OPEN予定)

■空き家の有効活用が地域活性へ
 これまで本サービスを通して夢が実現したのは、書店(愛知県名古屋市)、海洋プラを活用したアート製作場(三重県鳥羽市)開業など計10軒の挑戦です。
 さかさま不動産は人のモチベーションに反応する仕組み。借り手が事前に自己開示することにより、物件オーナーだけでなく地域の人たちが、空き家という資源を活用して応援する流れなど。更に借り手はサステナブル志向が高く、街の余白を埋めるだけでなく、地域の活性化に一役買うという副次効果も生まれています。


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3NDU1OCMyODgwODMjNzQ1NThfZ0R1TWV2a29kcS5qcGc.jpg ]


■金銭以外の価値が空き家を流通させる
 物件の住所や家賃、残置物などの情報を、不特定多数に晒すことなく借り手を探すことが出来るさかさま不動産。最近では「誰にでも貸したいと思っているわけではない」という想いを持つ物件オーナーからの問合せが増えています。

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