元妻を殺害した男、隠蔽のために指を切断しスマホを操作 メッセージを友人らに送る (2/3ページ)

リアルライブ



 男の自白により事件は解決したと思われたが、男は翌日、自白を撤回。男は「女性は麻薬の売人によって殺された」と別の主張をし始めた。男いわく、人身売買の容疑者らが女性を人質に取り、電話で男に対し500万ペソ(約534万円)を要求したそうだ。男は容疑者らに会い、500万ペソのうち120万ペソ(約128万円)を渡した。しかし女性はすでに殺害されており、男に対して死体を埋めるよう指示してきたそうだ。また男と女性の間には6歳の娘がいたが、人身売買の容疑者らは「残りの金額を払わなければ、娘を殺害する」と脅したと男は説明した。娘に危害が加えられたという情報は現在までにないが、娘の居場所に関する情報は伏せられている。

 男は自白を撤回したが、女性のスマホから送られたメッセージが、男が身につけていたスマホとほぼ同じ場所から送られていたことなどから警察は男を釈放せず、犯人として勾留している。現在までに警察は決定的な裏付けがないとして、男が主張した人身売買の容疑者らによる殺害に関しては否定している。男の裁判は今後行われる予定である。

 なお、女性の新しい恋人の男性はイタリア人で、女性は新しい恋人の男性に会うために7月にイタリアに行く予定だった。新しい恋人の男性は地元メディアのインタビューに答え、「男が女性を殺害した」「私は女性に男と離婚するように言っていた」と話している。女性は男とは事件前にすでに離婚していたと思われ、新しい恋人の男性がなぜ離婚に言及したのかは定かではない。

 このニュースが世界に広がると、ネット上では「やっていることは全て残虐。男は異常な精神の持ち主」「犯行を隠すために指を切断しようと思う考えが理解できない」「怪しいと思って警察に通報したということは、友人Aは何か嫌な予感がしていたのかも」「いくらビジネスが絡んでいたとしても元夫と旅行に行くことが不思議」といった声が挙がっていた。

 男女間のもつれが影響を与えていそうな事件ではあるが、男がしたことは残酷で非道である。今後の裁判で詳細がさらに明らかになっていくことだろう。
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