キンプリ「KAT-TUN化危機」、SnowManとなにわ男子の「一騎打ち」…滝沢秀明氏「J退所」で“ポスト嵐”重大異変!

日刊大衆

King&Prince
King&Prince

 ジャニーズ事務所は10月31日、滝沢秀明副社長(40)が同日付で退任し、事務所を退社したことを発表。グループ会社「ジャニーズアイランド」の社長も9月26日付で退任しており、後任は元V6井ノ原快彦(46)が務めることが明らかになった。

 ジャニーズ事務所によると、滝沢氏から9月中旬に退任の申し出があったという。事務所サイドは慰留したものの本人の意思を尊重。9月26日に役員会で承認されてジャニーズアイランド社長を退任し、10月末でジャニーズ事務所副社長などグループ会社の役員も退任することとなった。

 滝沢氏は2018年いっぱいで芸能界から引退し、翌2019年1月にジャニーズJr.の育成やプロデュースを手掛ける関連会社「ジャニーズアイランド」の社長に就任。

 滝沢氏がプロデュースを手掛けたSnow ManSixTONESは2020年1月にジャニーズ初の同時デビューを果たして以降、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍を続けている。10月28日にはTravis Japan(トラジャ)がジャニーズ初の全世界配信デビューした直後の退所劇となった。

■「キンプリファースト」の方針を撤回!?

 芸能プロ関係者が話す。

「滝沢氏の退所でジャニーズ内の大改革が急ピッチ進んでいくことになるようです。ジャニー喜多川氏(享年87)が亡くなって以降もそうでしたが、藤島ジュリー景子氏が中心となって改革に乗り出すとみられます。その第1弾として“キンプリファースト”の方針をやめると言われています」

 キンプリことKing&Princeは、2018年5月に1stシングル『シンデレラガール』でデビュー。初週57.7万枚を売り上げ、以降もヒットを連発。今年9月14日リリースの最新シングル『TraceTrace』も「オリコン週間シングルランキング」で初週売り上げ50.1万枚を記録し、1stシングルから10作連続でシングル1位を獲得した。

 デビュー年の2018年から2021年まで4年連続で『NHK紅白歌合戦』にも出場。グループの冠バラエティ『King&Princeる。』(日本テレビ系)をはじめ、メンバーそれぞれがドラマ、映画、CM、バラエティと幅広い活躍を続けている。“ポスト”の最右翼だとデビュー当時から目されてきた。

■キンプリ以上の快進撃を続けるSnow Man&なにわ男子

 2019年6月の『文春オンライン』では、“ポスト嵐”と期待されるキンプリを売り込みたいジャニーズ事務所が、Sexy Zone(セクゾ)に来たオファーも「キンプリを使ってくれ」とゴリ押し、セクゾが冷遇されているとも報じていた。

「それだけ事務所の猛プッシュを受けてきたキンプリですが、この方針をやめることになるようなんです。それは、キンプリ以上に活躍している若手グループの台頭が目覚ましいからだともっぱらです。

 もちろん、キンプリも売れていないわけではありません。むしろ若手ジャニーズではかなり売れているほうではあります。平野紫耀さん(25)は主演ドラマ『クロサギ』(TBS系)がすべり出し絶好調ですし、他のメンバーもドラマや映画、CMのオファーが絶えません。

 ただ、それ以上に結果を出している後輩グループがいるんです。それがSnow Manとなにわ男子。特にこの2組は、CD売り上げの面で会社に多大なる貢献をしています」(前出の芸能プロ関係者)

 今や配信やサブスク隆盛の音楽業界だが、ジャニーズの人気グループの多くが配信やサブスクを解禁しておらず、CD売り上げが重要視されている。

「CD売り上げからも、ファンの熱量がうかがえますからね。キンプリも最新シングル『TraceTrace』は初週50万枚ととんでもない売り上げとなっていますが、Snow Manとなにわ男子は規格外ですからね」(前同)

■SMAP以来、令和発……快挙続々!

 2021年6月の「オリコン上半期ランキング 2021」で、音楽ソフトの総売上金額が最も高かった「アーティスト別セールス部門」が発表され、期間内売上49.2億円を記録したSnow Manが「トータルランキング」の1位に。男性アーティストの上半期同部門1位は、2017年のSMAP以来4年ぶりのこととなった。

 同年9月発売のアルバム『Snow Mania S1』は2021年度の最高初週売上で1位を獲得。累積売上(初週売上)は84.1万枚となり「1stアルバムの初週売上枚数」では“令和最高“を記録。さらに今年9月21日にはついに100万枚を突破。1stアルバムとしては令和初のミリオンを達成した。

 9月21日にリリースした2ndアルバム『Snow Labo. S2』は初週89.1万枚を売り上げて「オリコン週間アルバムランキング」の1位に。10月7日には、日本レコード協会が2022年9月度ゴールドディスク認定作品を公表。『Snow Labo. S2』が2022年初のミリオン認定作品となった。

 また、メンバーの目黒蓮(25)が出演するドラマ『silent』(フジテレビ系)は放送回数を重ねるごとに話題を呼び、社会現象になっているほど。

■キンプリは「5人が同じ方向を向いていない」!?

 なにわ男子は2021年11月にCDデビュー。1stシングル『初心LOVE(うぶらぶ)』は初週70.6万枚を売り上げ、キンプリの『シンデレラガール』を約13万枚上回った。また、7月13日リリースの1stアルバム『1st Love』も初週72.1万枚と驚異的な売り上げを記録した。

「キンプリも大人気なのですが、数字の面ではSnow Manとなにわ男子が凄まじいんです。加えて、10月28日にはトラジャが世界配信デビュー。どうなっていくかわかりませんが、存在感を示していくはずです。そういった事情もあり、事務所としては“キンプリファースト”の方針を見直すことになると聞こえてきています」(前出の芸能プロ関係者)

 民放キー局関係者はこう話す。

「キンプリには“メンバーが事務所の言うことを聞いてくれない”といった内部的な事情もあるそうなんです。よく言うとそれぞれの個性が強く、考えをしっかり持っているということでもありますが、事務所サイドの提案するマネジメント方針に全乗っかりしてくれない、というケースも少なくないといいます。

 事務所は他のグループとの兼ね合いやバランスなども考えつつ、全体を見てそれぞれのグループの方針や売り方をいろいろと考えているんですが、キンプリメンバーは、そこに意見してくることもあるそうですからね。

 もちろんそれはいいことでもあるのですが、メンバー5人が同じ方向を向いていないということでもある。これはジュリー氏が一番嫌うパターンですよね……。過去の例で言うとKAT-TUNもそうでした」

■キンプリの「KAT-TUN化」とは……

 2001年に亀梨和也(36)、赤西仁(38)、田口淳之介(36)、田中聖(36)、上田竜也(39)、中丸雄一(39)の6人で結成したKAT-TUN。2006年3月にはCDデビュー前のアーティストとしては史上初めて東京ドーム公演を開催し、1stシングル『Real Face』はミリオンセラーを記録するなど、一時は嵐を凌駕するほどの人気を誇った。

「KAT-TUNは当時からジュリー氏が担当していますが、赤西さんが“自分のやりたいことをやりたい”と独走して結果的に退所。これに田中さん、田口さんも追随し、今ではメンバーは3人に。グループの勢いもだいぶ減速してしまいました。

 仲の良さがウリでもあるキンプリからメンバーが抜けることは考えにくいですが、KAT-TUNと同じように、それぞれがソロ活動もできるほどの実力と魅力を持っていますからね。だからこそ、スケジュールやタイミングによっては1つにまとまることも難しいこともあるはずです。

 そこにきて、滝沢氏の退所もあり“キンプリファースト”の方針をやめるということのようですから、これまでのような活躍ができなくなる可能性も出てきそうですね……」(前同)

 嵐のようにジャニーズ事務所の将来を背負っていくとみられたキンプリだが、滝沢氏の退所で“意外なピンチ”を迎えつつあるのだろうか――。

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