西島秀俊×中村倫也『仮面ライダーBLACK SUN』、視聴者大荒れの安倍元首相、麻生太郎氏「モロ連想」描写と「意外すぎる3人の怪演者」! (2/5ページ)
しかし、いざ公開されてから特に痛烈な印象を与えたのは、元キングオブコメディの今野浩喜さん(43)なのは、作品を見た方の誰もが納得するところでしょう」(特撮ライター・トシ=以下同)
(※本記事は以下『仮面ライダーBLACK SUN』に関するネタバレがあります。未見でこれからご覧になる予定のある方はご注意ください)
一般的なヒーロー作品と違い『仮面ライダーBLACK SUN』の世界において「怪人」は「人間に虐げられる弱者」としての側面が色濃く描かれている。劇中のデモシーンや迫害の描写などは、現実の人種差別問題を描いた報道や作品でたびたび見かけるそれとほとんど同じだ。
そんな世界観の『BLACK SUN』で今野が演じていたのは、怪人差別問題に異を唱える「バカ言ってる!」が口癖の主導者・井垣渉。
「差別っつーのはね! 人間が人間に対して行なうものなんですよ!(中略)だから怪人に対する差別なんてものはこの世に無いんですよ!」
というセリフからも分かるように、非常に強烈な個性を持つキャラクターだった。
■「そこに愛はあるんか」のフレーズが改めて思い出される
「今野さんといえば『アイフル』のCMで大地真央さん(66)と共演し、大地さん演じる女将さんに言われる“今野、そこに愛はあるんか?”というフレーズが有名ですが、今回演じている井垣はあまりにも愛のないキャラなので、ネットでは早くも今野の演技の感想に“そこに愛はあるんか?”という声が多いですね(笑)。