『鎌倉殿の13人』「ベストな死に様」6人を識者が選出!「つぶやかずにいられない」理由も徹底分析 (5/7ページ)

日刊大衆

 9月18日放送の第36回で、坂東彌十郎(66)演じる義時の父で執権の時政と重忠が衝突。重忠は戦を好んでやりたいわけではなく、畠山家の名誉のために戦うのだと横田栄司(51)演じる和田義盛に宣言。最終的に、歴史ドラマでは非常にレアな一騎討ちの対決を行った後、敗走した先で討ち取られたことが後に語られた。

「もっとも武士らしい死に方でした。本当は戦いたくないのに、家が悪く言われていることを後世に残すわけにはいかない、という思いで戦っていた重忠。義時も、ものすごく長い間一緒に鎌倉殿を支えてきて、お互いそれを望んでいないのに討たなければならなくなった。一騎討ちも刀の斬り合いとかでなく、もう素手でボコボコに顔を殴り合うという、ある種“男の友情”的なものも感じました」

 中川演じる畠山にはファンが多く、視聴者からはその死を悼んで「明確な死亡シーンが無くて良かったけどつれぇよ!?」「畠山殿が退場してから、鎌倉殿の続き見てない…。ダメージでかかったんだな」と、「畠山ロス」に陥った人もいたようだ。

 また、佐藤二朗(53)演じる比企能員(ひき・よしかず)の死にざまも、登場人物の性格がよく表れていたという。比企家は北条家と激しい権力争いを繰り広げてきたが、8月14日放送の第31回で死んだ。

「比企は卑怯で人間臭い、小心者なんだけど憎めないキャラクター。殺されるときも丸腰で北条家に話し合いにやってきたかと思えば、実は着物の下に鎧を着ていたという……(笑)。そして皆に捕まって脱がされて刺されて死ぬ。もともと“小心者のおじさん”だったのに、義時と同様に時代を生き抜くために策略をめぐらせなければならなくなった。

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