日本全国47都道府県「冬のホカホカ鍋ランキング」山梨・ほうとう、秋田・しょっつる鍋に続くのは…? (2/2ページ)

日刊大衆

「冬の産卵期を迎えたハタハタには“ブリコ”というプチプチ食感の魚卵があり、それが魚醤のスープに絡むと、得も言えぬ深い味わいになります。酒の肴にもピッタリ」(前出の安井氏)

 秋田は、きりたんぽだけではないのだ。

 第7位には、肉が主役のそずり鍋(岡山)が初登場。

「牛肉文化の聖地である津山市で生まれたご当地鍋。骨の周りから“削り”(そずり)落とした、牛の赤身肉が入っています」(前同)

 言うなればマグロの中落ちの、牛肉バージョン。その牛肉を、トロトロになるまで煮込むので、しょうゆ味のスープにうま味が溶け、最後の〆のうどんまで絶品だ。

 続く第6位は、炊き餃子鍋(福岡)だ。水炊き、モツ鍋を有する鍋激戦区の博多で、2010年代から流行し始めた人気の新グルメである。

「トンコツスープで餃子を煮て、その上に博多万能ネギが山盛りにのっています。薬味には、ピリッとからい、九州の柚子コショウが欠かせません」(同)

 こちらの鍋は、餃子はもちろん、濃厚なトンコツスープも主役なので、余すことなく味わってほしい。それが健康にもつながるからだ。

「冬の乾燥した空気は、気づかないうちに脱水症状を進行させて、疲労感などを誘発します。定期的な水分補給が必須なので、鍋料理のスープはしっかり飲んで、水分を補ってください」(前出の松田氏)

 第5位は、セリ鍋(宮城)。日本一のセリの産地・名取市で生まれた新しい鍋料理だ。他の鍋では味わえない、セリの根のシャキシャキ食感が楽しめると、注目を集めている。

「セリは“春の七草”の一つで、抗菌作用によって、風邪を遠ざけます。1年の無病息災を祈って食べる“七草がゆ”にも入るほどなので、これからの春先のシーズンには、ぜひ食べてもらいたいです」(前同)

 2月6日発売の『週刊大衆』2月20日号では、ベスト4を紹介している。

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