深刻なドナー不足 命を未来に繋ぐ臓器提供 (2/2ページ)

心に残る家族葬

日本で脳死判定が行われる場合、必要な知識、経験を持つ臓器移植と無関係な2
以上の医師が6時間の間隔をあけて2回の検査を実施し、「脳死」を判定する。子どもの場合は脳の回復力が高いため、6歳未満の脳死判定は24時間の間隔をあけて2回の検査を実施するが、生後12週未満の小児は脳死判定の対象から除外される。

■臓器提供について家族と話し合う機会を

いざ判断が必要な時に、家族と話し合う時間を設けるのは難しい場合もある。生前から臓器提供への自身の意思、家族の意思について話をすることが大切だ。脳死とはどのような状態のことなのか、臓器提供をすることによって救われる命があることなどをまずは知り、その上で家族と話し合っておくことで、いざ判断が必要な時に残された家族が迷ったり後悔したりするケースが少なくなる。自殺率が増えている今日、命の大切さや家族の絆を再確認する機会になるかもしれない。

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