「ラーメンスープは飲み干す」が正解!?ベストセラー『80歳の壁』名医が伝授！人生100年時代「不摂生」長生き術５ (2/2ページ)
おなか回りに肉がつくぐらいが、ちょうどいいと伝えています」
■低血糖になってかえって危ない
また、「年齢とともに上昇する血糖値だが、それを過度に気にしないこと」も重要だという。
「空腹時血糖値は８０～９０が正常とされますが、これが４０まで下がると意識を失い、２０～３０では命に危険が及びます。血糖値は１日のうちで上下するものですから、薬で無理に下げるようとすると低血糖になって、かえって危ないんです」
和田氏自身も血糖値は２００～３００だが、これで体の不具合は、ほとんど感じないという。
■風呂は日中に入ったほうがいい理由
また、１日の疲れを風呂で癒やす人も多いだろうが、むしろ「風呂は日中に入ったほうがいい」という。
「体温や血圧の維持機能が最も活発に働くのは、午後２～４時にかけて。体調が万全でない人は、この時間帯に入浴しましょう。また、事故を防ぐためにも、疲れているときや運動後は、湯船につからず、シャワーにしたほうが無難ですね」
■麻雀で認知症予防
最後は、「認知症予防は麻雀で」。
「ギャンブルやゲーム、勝負事は勝つために頭をフル回転させますし、ついでに体も使います。座ってやる麻雀でも手を使い、瞬間的な判断を繰り返します。実は、これが格好の認知症予防になるんですよ」
気の向くまま、好きに生きる。そんな“ちょい悪オヤジ”のほうが、８０歳の壁を楽々と越えられそうだ。
