北野武監督最新作、本能寺の変を描いた『首』で表現した「本当の裏切り者」とは!? (2/2ページ)

日刊大衆

「これまでの大河では、通説通りの、光秀による本能寺への討ち入りが最大の見せ場。でも、たけしさんは、羽柴秀吉が本能寺の変の黒幕であると考え、自ら秀吉役を演じ、別の視点から、この謀反劇を描いているんです」(スポーツ紙記者)

『週刊大衆』連載『日本史ミステリー捜査隊』の著者で、新著に『超新説で読みとく信長・秀吉・家康』(ビジネス社)がある歴史研究家の跡部蛮氏は、こう指摘する。

「実は徳川家康が本能寺の変の翌日に、生前の信長によって本能寺に招かれていたことを示す史料があります。そこで私は、本能寺の変は信長が光秀に本能寺で家康を討てと命じ、それに逆らった結果、起きたのではないか、と考えたこともありました」

 また、秀吉黒幕説についても、あり得る話だと語る。

「信長をめぐり、各勢力の思惑が重なって本能寺の変が起きたことは十分に考えられます。その延長線上に立てば、秀吉が計略をめぐらせ、信長を亡き者にしようとした可能性はゼロではないでしょう」(前同)

 現在発売中の『週刊大衆』6月19日号では、北野武が本作に意図的に描き込んだ内容についても触れている。

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