トム・ブラウン「M-1グランプリに行くまで10年かかりました。年収6万円で…」麻美ゆまのあなたに会いたい!(前編) (3/3ページ)

日刊大衆

西荻窪の駅前にブルーシートを敷いて、酒を飲んでいた時代もありました……」

ゆま「そ、それはまた、すごい話ですね」

みちお「当時は毎日、お笑いをやめたいと思っていたので、同志が集まる“お笑い芸人やめたいヤツ、集まれ”というグループラインにも参加していました」

ゆま「そんなのがあるんだ……(笑)」

みちお「メンタルも相当ヤバくて、みんなで傷を舐め合っていましたね」

ゆま「食事とかは、どうされていたんですか?」

布川「僕は当時、某ファミレスを活用していました。そこは朝食セットが290円で、ごはんは食べ放題。さらにアンケートに答えると、コロッケも1個ついてくるんです。そこで腹いっぱいにしておけば、次の日まで持つんです」

みちお「冬眠前のクマみたいなものですよ。自分は、一袋30円のモヤシを買ってきて、それで“モヤシ丼”を作っていましたね」

ゆま「モヤシ丼!? 聞いたことあります!」

みちお「まず、9割のモヤシを細かく刻んで、米粒ぐらいの大きさにするんです。これを砂糖で炒めます。そして、残りの1割を、しょうゆで炒めて、それを米みたいに刻んだモヤシの上にのせれば完成ですね」

ゆま「全然、想像していたものと違いました……」

みちお「あとは、サッポロ一番のラーメンを粉々に砕いて、たっぷり水分を含ませるんです。すると、おじやっぽくなるので、卵を1個だけ入れて食べると、めちゃくちゃうまいですよ」

ゆま「確かにおいしそう!ちなみに、サッポロ一番の何味がオススメですか?」

みちお「塩ですね」

布川「今も、みちおはラーメン店に行くと、麺を“柔やわめ”で注文するんです」

ゆま「硬めで注文する人は聞いたことありますけど、柔めって……(笑)。貧乏だった時代の名残なのかな」

みちお「はい。柔らかいほうが抵抗なく食べられるし、歯にも優しいです!」

布川「おじいちゃんかよ」

ゆま「アハハ。そんな生活を10年も続けてきたお二人が、2018年に、ようやく『M-1グランプリ』の決勝に上りつめて、一躍、人気芸人になられたんですもんね。そのときのお話も聞かせてください!」(次号につづく)

トム・ブラウン ツッコミ担当の布川ひろきとボケ担当のみちおによるお笑いコンビ。『M-1グランプリ2018』を機に大ブレイク。
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