子どもたちが生きやすい未来を目指して 大人の私たちに“今”できること 絵本『鏡の中のぼく』動画上映&作者講演会 2月17日(土)開催 (4/7ページ)
2009年、NPO法人トラストコーチングを設立。経営者や著名人などのエグゼクティブコーチを務めるかたわら、トラストコーチングスクールやマザーズコーチングスクールなど、複数のコーチングスクールを、日本、アメリカ、オーストラリア、シンガポール、韓国など、世界中へ展開。コーチの育成にも力を入れ、2000名(2019年現在)を超えるコーチ陣と共に「誰もがコミュニケーションを学ぶ文化を創る」をミッションとして活動している。ビジネス書の出版にとどまらず、コーチング絵本の執筆や、保育園・幼稚園にもコーチングを取り入れたコミュニケーションプログラムを導入するなど、幼児教育も手がける。また、各地の教育委員会の後援をうけ、「いじめ」やこどもの「孤独」などをテーマにした講演で、コミュニケーションの重要性を伝えている。
○ 開催背景
親との関わりが、こどもの未来、日本の未来を決める。今日、日本が抱えている最も深刻な問題のひとつは、間違いなく教育です。
2023年に発表された世界幸福度ランキングで、主要7か国中、最下位の日本。2021年には「孤立・孤独対策担当大臣」が誕生し、翌年4月に実施された初の全国調査※1 によると、日本人の約40%、3人に1人が孤独を感じていることが分かりました。また、厚生労働省が実施した調査※2 によると、41.5%の女性(正社員)が、「仕事を続けたかったが、仕事と育児の両立の難しさで辞めた」と回答。働くママの多くが、「仕事も育児も中途半端なのでは……」「いつも時間に追われて、子どもに強くあたってしまう」といった悩みを抱えています。
こうした状況に加えて、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う対面コミュニケーションの断絶により、子育ては「孤育て」に変化。ますます強くなる大人の「孤独・孤立」は、子どもたちへと連鎖していると考えられます。
マザーズコーチングスクールのプログラムは、「こんな時は、こう言いましょう」という内容ではなく、子育てに関わる大人たちが、より良い心の状態を自分でつくり出せることをめざして構成しています。