木星衛星エウロパを目指す探査機に搭載された宇宙人に向けたメッセージをNASAが公開 (3/5ページ)

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103カ国の言語で水ウロパ・クリッパーの観測機器の表面に設置されたメッセージ付きのプレート / image credit:NASA/JPL-Caltech

 その反対側の面には、アメリカの詩人エイダ・リモンの詩「In Praise of Mystery(”神秘を讃えて”の意)」や、「ドレイクの方程式」(天の川銀河に存在する地球外文明の数を推定するための方程式)など、人類の科学技術や芸術性を伝えるメッセージが刻まれる。

 それらの真ん中に描かれているのが、瓶の周囲を木星の4つの衛星が軌道する姿だ。これら衛星には、世界中から招かれた260万人以上の名前が登録されたマイクロチップが取り付けられる。

 NASA惑星科学部門のディレクターであるロリ・グレイズ氏は、このプレートについて次のようなメッセージを寄せている。
このプレートには、科学・技術・教育・芸術・数学など、人類が宇宙に提供できる最高のものが集められました。

私たちが知るあらゆる生命体にとって不可欠である水を通して伝えられるメッセージは、これから探検することになる神秘的な海洋世界と地球との結びつきを完璧に表現しています
 このプレートはまさしく「地球人がエウロパへ水を求めて探査にやってきた」という証拠でもあり、宇宙人、もしくは未来人がこれを手にする可能性もあるかもしれない。
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