生首事件は史実、花山天皇の呪いの意味、北の方とは?大河ドラマ「光る君へ」3月17日放送振り返り (7/8ページ)

Japaaan

が、兼家の死後に即位すると、叔父に当たる道長と対立。眼病を患っていたことを理由に退位を迫られ、いじめ抜かれるのです。

大河ドラマでどこまで描かれるか分かりませんが、今はまだ好青年寄りな道長が、どこまで闇堕ち?するのか注目しておきましょう。

そんなになりたい?北の方とは

道長の妾になった?と言う説もある紫式部(画像:Wikipedia)

まひろが道長にせがんだ北の方(きたのかた)。話の文脈から正室であると分かりますが、実際そんなにいいもんだったのでしょうか。

最愛でありながら、生まれゆえに正室にはなれない。そう聞いて『源氏物語』のメインヒロイン・紫上(むらさきのうえ)を思い出した方も多いと思います。

本作においては、道長と相思相愛ながら結ばれることのない自らの哀しみを、紫上に託すのかも知れませんね。

(紫式部が自身を託しているヒロインには諸説あり。恐らく空蝉?)

さて、それはそうと、なぜ正室を北の方と呼ぶのでしょうか。南の方とか東の方ではダメなのでしょうか。

北の方という言葉の由来として有力なのは、平安時代の寝殿造りでは正室を北対(きたのたい)に住まわせることが多かったからという説。

では、なぜ北なのでしょうか。南側の方が日当たりもよくて最高な気もしますが……。

これは「君子南面す」という思想に基づくもので、先ほどの北斗七星もそうであるように、北は最上位の方角とされました。

だから実態はともかくとしても、正室は最も大切な存在=北の方とされたのです。

「生首事件は史実、花山天皇の呪いの意味、北の方とは?大河ドラマ「光る君へ」3月17日放送振り返り」のページです。デイリーニュースオンラインは、文殊菩薩天皇大帝大威徳明王北斗星君北の方カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る