【5月は大きな決断は避けて!】後悔しない「心が不安定になる季節」の正しい過ごし方
わたしの住むバリ島には四季がありません。春も秋も冬もなく、あるのは夏だけ。
季節の節目を感じずに日常が流れていくという感覚は、それほど悪いものではありません。
しかし、四季を感じる感覚が懐かしくなることもあります。
みなさんの住む地域は、今頃どんな季節を迎えているでしょう?
そろそろ五月病の時期でしょうか?
だるすぎ!五月病の正体って?
5月から6月は、春にも夏にも属さない、季節の狭間とも言える時季。
耐え忍んだ冬の寒さから解放されて喜んだのもつかの間、気候がゆるやかに移ろう時期は、なんだか頭がぼんやりすることが多くなります。
生活にメリハリがなくなり、仕事でもミスが増えたり、なぜか涙が出たり……。
3月から5月にかけては、気候の変化に自律神経が対応しようとするため、心身の疲れを感じやすくなるのだとか。
その疲れが、5月のゴールデンウイーク明けにどっと出ることで、五月病といわれる症状があらわれるそうです。
季節の変わり目に心身の調子を崩しやすくなるのは、自律神経が疲れてしまうからなんですね。
休むことは、まったく悪くない!
いまの時期に気を付けたいのが、ツラい環境から無理に抜け出そうとすることです。
とくに仕事や恋人に関わることなど、大きな決断をするのは危険です。
自立神経が乱れると精神も不安定になりやすく、安易な決断を下してしまいがち。
不安な気持ちが膨らむのは、仕事や恋人のせいではなくて、自律神経の仕業という可能性も。
涙があふれてくるのも、誰のせいでもないんです。
こんな時は、あまり深く考えずに何事もやりすごすに限ります。
そのためにも、少し休みましょう。
みなさんは、もう十分すぎるくらいに頑張っているんですから。
季節のうつろいが心に彩りをもたらす
四季は美しいけれど、環境変化に対応しなければいけない身体にとっては、なかなか手ごわい存在ですね。
バリ島に移住してから気分が落ち込むことが少ないのは、季節が単調なことが理由のひとつかもしれません。
でも、うつろう季節はやっぱり魅力的だとも思います。
人の心も季節の影響を受けながら、少しずつ変化し成長していくのだと感じるからです。
今、もがいている経験が、きっと心に彩りと深みを与えてくれるはず。日本がちょっと恋しくなりました。