これぞ大人の嗜み! 日本酒初心者が知っておきたい知識まとめ (4/5ページ)
吟醸酒
十分精米された米を使い、いわゆる「吟醸造り」と呼ばれる特別な技術を用いてつくられる清酒です。なんといっても、吟醸香と呼ばれるリンゴやバナナのようなフルーティーな香りとすっきりとした味わい、なめらかなのどごしが特徴です。
純米酒や本醸造酒と比べると価格は高めですが、それだけ多くの手間やコストをかけてつくられています。
日本酒でよく見るあの言葉の意味は?
さて、ここまで純米酒、本醸造酒、吟醸酒3種類の日本酒を紹介してきました。しかし、日本酒の種類はこれだけではなく、実は製造方法などによってさらに細かく分類され、それぞれに名称がつけられています。
そこで次からは、日本酒を選ぶ際にラベルやメニューでよく見るワードに注目し、自分好みの日本酒を選ぶために知っておきたい用語を解説します!
生酒・生貯蔵酒・生詰酒(ひやおろし)
日本酒デビューのおすすめとして紹介した「生酒」ですが、これは1度も加熱されない繊細なお酒を指します。
一般的に日本酒は、お店へ出荷されるまでに基本的に2回、加熱殺菌されますが、流通面の発達により、酒蔵でしか味わえなかったフレッシュな美味しさが楽しめるようになりました。
しかし、生酒は保冷での流通が必須条件で、かつ劣化も早いため、普通のスーパーや酒屋などでは取り扱っていない場合もあります。
なのでそういう場合は、瓶詰めの時に1回だけ加熱させた生貯蔵酒、瓶詰め前に1度加熱し、ひと夏熟成させてから瓶詰めした生詰酒(ひやおろし)であれば、比較的簡単に手に入るのでおすすめです。