人工物!? それとも自然物!? カナダの島の岸壁に巨大な“人面岩”を発見

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人工物!? それとも自然物!? カナダの島の岸壁に巨大な“人面岩”を発見

カナダの小さな島の岸壁に、くっきりと刻まれた巨大な人の顔が発見されたことが話題を呼んでいます。 人面岩が発見されたのはカナダの南西部、バンクーバー島にある小さな離島。切り立った崖に囲まれ、まるで人目を避けるようにその岩は存在していました。

岸壁の中腹に浮かび上がる顔

出典: ABC News

国立公園管理組織『パークス・カナダ』によると、巨大な人面岩が発見されたのはパシフィック・リム国立公園の北西、ブロークン・グループ諸島に属するリークス島の岸壁。
2008年にカヤックでパドリング中だった女性観光客が偶然その顔を目撃し、同組織に報告していたものの、場所を特定するには至りませんでした。

調査に協力した、ハンク・ガスさん

出典: ABC News

謎の人面岩を特定した一人、先住民Tseshahtの血を引くハンク・ガスさん。
諸島の一帯がTseshahtの居住地であることを知っていたパークス・カナダは、人面岩の場所を特定するため、Tseshahtの管理事務所に協力を依頼。ハンクさんたちは2年間におよぶ調査の末に、場所の特定に成功したというわけです。

人面岩の場所を俯瞰で見ると……

出典: ABC News

切り立った岸壁の中腹に存在していることが確認できます。
ハンクさんいわく、「崖の高さは12メートルほどです。顔のある場所に行くにはそこから7メートルほども降りなければなりませんし、登ろうにも岩の束が重なっており、非常に困難です」。

人面岩は先住民の伝説をあらわしている?

出典: ABC News

「謎の顔は、先住民Tseshahtの伝承に伝わる『ウギ(Ugi)』と呼ばれる存在を思わせる」とハンクさんは話します。
風をつかさどる存在である『ウギ』の特徴も、息を吹くように口をゆがめた岩の顔の特徴と一致するそうです。
(※画像はTseshaht管理事務所のドアに彫られた『ウギ』の姿)

人面岩が発見されたリークス島

出典: Google マップ

「母なる自然は、実に驚くべき様々なものを生みだすことができます。しかしこの岩の顔は、(自然物としては)あまりにも顕著に顔といえる造作をしています」と、パークス・カナダのマシュー・ペインさんは話します。
しかし、彼はこうも続けました。
「ですが、この岩が本当に人工物であるのかについて、我々は決定的な答えを言うことはできません」

Man Discovers Mysterious, 'Large' Face on Canada Cliffside After 2-Year Search


ABC US News | World News

出典: ABC News

参考:ABC News, CTV News

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