なぜ妻と息子と制作したのか? 会田誠、東京都現代美術館の作品撤去要請を巡って作品の意図を説明 (3/3ページ)

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会田さんは2013年にも、森美術館で行われた展覧会「会田誠展 天才でごめんなさい」において、四肢を切断された少女を描く「犬」シリーズなどに対し、児童ポルノや女性蔑視、障害者差別を容認する作品を展示しているとして、撤去要請を含めた抗議を受けたこともある。

また、抗議をきっかけに実際に改変に至った例としては、2014年、東京都美術館で開催された「第7回 現代日本彫刻作家展」において、中垣克久さんの「時代の肖像――絶滅危惧種」という作品が、「政治的な宣伝になりかねない」として美術館側から作品の撤去を求められ、協議の末、作品の一部を削除して出展され大きな議論を呼んだことも記憶に新しい。

「東京都趣味館」とかに改名すれば納得ですが。“@lookingawry: 都美が「来年以降使用許可を出さない事も検討」QT @GAKU_IZ: 東京都美術館が「政治的」作品にたいし撤去や手直しを求め「クレームがつくことが心配だった」 pic.twitter.com/4Q3R8eufAg

— 会田誠 (@makotoaida) 2014, 2月 19


しばしば巻き起こる「芸術表現」と「モラル」の問題。作家・キュレーター・観客によって見解はわかれるが、今回は果たしてどのような決着を見せるのだろうか。
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