来日50周年で関係者が明かす「ビートルズ」武道館ライブ熱狂の舞台裏(3)日本音楽史の分岐点だった
前座で集結した日本人アーティストは、歓迎の意を表して「ウエルカム・ビートルズ」という歌を全員で披露した。作曲はブルー・コメッツの井上忠夫(後に大輔に改名)で、この曲こそが日本の音楽史の分岐点だったと三原は解説する。「ビートルズのコード進行って、これまでのパターンとまったく違っていた。例えば『CからAm』に行くとか『CからF』は普通だけど、『CからA♭』に行くような流れは考えられなかった」 あえて井上も...