夏の甲子園でスターになれなかった男たち(11)「松坂二世」涌井秀章が味わった「屈辱のメッタ打ち」
13年オフにFAで埼玉西武から千葉ロッテへ移籍。昨シーズンは自身3度目のパ・リーグ最多勝を獲得するなど、今やリーグを代表する右腕となった涌井秀章。そんな涌井は横浜(神奈川)への入学時から「松坂大輔二世」と呼ばれていたほど期待された投手だった。 甲子園には春夏で2度出場しているが、初めてその土を踏んだのは03年の春の選抜。このときの背番号は10。エース・成瀬善久(現・ヤクルト)から涌井へのリリーフ継投がこ...