アサヒ芸能「スクープ大事件史」Vol.10(1)ロス事件「疑惑の銃弾」容疑者逮捕でフィーバーは頂点に
80年代の特徴としてマスコミ報道の過熱ぶりがある。ENG(ニュース取材用ビデオカメラ)でワイドショーが機動力を増し、写真週刊誌の登場もあり芸能スキャンダルから犯罪事件までカメラ・スクラムが繰り広げられるようになった。 81年から82年にかけて、米ロサンゼルスで起こった銃殺・傷害事件に関して妻殺しの容疑が三浦和義氏にかけられ、いわゆる「疑惑の銃弾」ロス疑惑が弾けた。 特に、三浦氏が逮捕される直前のマスコミ...