[お江戸小説] ココロサク 【2話】おりんの初恋、急発進!?
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江戸時代
前回の第1話はこちら。 第2話 おりんの初恋、急発進!? くれない荘を出てまっすぐ歩いていくと、母さんが働く呉服店や髪結床やらが並ぶ賑やかな通りに出るので、そこを左折。もうこの辺りまでくると、仕事場の水茶屋が見えてくる。ほのかに漂ってくる梅の香りを楽しみながら橋を渡ると、店に到着。 「おまえさん、迷子かい。どこから来たんだい」。しゃがんでいる旦那さんの背中の向こうには、しくしく泣くおかっぱの女の子の姿...