「夏の甲子園第12回大会」静岡中は準々決勝で延長19回を勝ち抜いて優勝!
今年は惜しくも県大会で敗退してしまったが、静岡県勢唯一の夏の甲子園優勝を成し遂げたのは“静高”こと静岡高校である。1926年の第12回大会。まだ旧制・静岡中時代の話である。 戦前のこの時期、静岡中の強さは際立っていた。24年に初めて聖地を踏むと翌25年夏から6季連続で甲子園出場。その中で26年夏に悲願の全国制覇を成し遂げたのだ。左腕エース・上野精三(慶大)が準々決勝の延長19回を含む4試合46イニングを1人で投げ抜...