武士の身分を剥奪、首級を晒され…明治時代、日本の法律整備を急いだ江藤新平の最期
激動の幕末維新を乗り越えて時は明治。西欧列強に肩を並べるべく近代化を推し進めていた日本にとって、きちんとした?ルールの整備はすべての基本となるものでした。 明治新政府で司法制度の整備を担当した元佐賀藩士・江藤新平(えとう しんぺい。天保5・1834年生~明治7・1874年没)はフランスの民法を採り入れるべく、その翻訳に取り組むのですが……。 「誤訳も亦妨げず、唯速訳せよ」 「文中にある『フランス』を『日本』に...