江戸時代、日本にやってきたゾウは天皇に謁見するため位まで与えられていた
1728(享保13)年6月19日、鎖国中の日本に、遠く広南(現在のベトナム)の地から連れてこられたのは、一匹のゾウでした。発注したのは徳川吉宗。中国人の商人を経由して、当時「広南」から直接仕入れたのでした。 当初は、牝牡一頭ずつ、計二頭を購入しましたが、牝の方は、到着早々死んでしまいました。 1729(享保14)年に出版された『象志』に描かれた「馴象(じゅんぞう)図」(国立国会図書館蔵) 当時、長崎から江戸へ...
1728(享保13)年6月19日、鎖国中の日本に、遠く広南(現在のベトナム)の地から連れてこられたのは、一匹のゾウでした。発注したのは徳川吉宗。中国人の商人を経由して、当時「広南」から直接仕入れたのでした。 当初は、牝牡一頭ずつ、計二頭を購入しましたが、牝の方は、到着早々死んでしまいました。 1729(享保14)年に出版された『象志』に描かれた「馴象(じゅんぞう)図」(国立国会図書館蔵) 当時、長崎から江戸へ...
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