まるでターミネーターのT-1000!? 「瞬間的に自己修復する」素材をNASAが開発

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まるでターミネーターのT-1000!? 「瞬間的に自己修復する」素材をNASAが開発

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未来は予想するものではない、創りだすものだというのはよく知られていることだ。

説明不要の人気映画『ターミネーター2』において、“液体金属”で姿かたちを自由に変化、どんなに派手な銃撃を受けても自己修復可能なターミネーター、『T-1000』がセンセーショナルであった。

恐怖の『T-1000』は置いておくとして、自己修復してのける素材の登場によって、画期的な未来がやってくるかもしれない。


■ 宇宙空間はデブリに溢れている

これまで金属にせよ、樹脂にせよ、障害物にぶつかって傷がつくとそのままであった。言うまでもないのだが。

しかし、高速で移動する物体、特に大気圏外や宇宙では大いに危険に晒される。

地球は大気に覆われ、摩擦で流星となって大概の物体は燃え尽きてしまうが、宇宙空間を飛翔するロケットや宇宙ステーションでは致命的だ。映画『ゼロ・グラビティ』では、スペースデブリ(宇宙ゴミ)の連鎖による宇宙ステーションの崩壊が描かれている。

■ 自己修復可能なポリマー素材

そんな宇宙空間での危険に対し、NASAが長年の研究の成果で作りだしたのが、“自己修復可能なポリマー素材”である。こちらの話題動画『‘Terminator’-style material heals itself – YouTube』を、ご覧いただきたい。

素材は、液体を2つの硬いポリマーでサンドイッチした構造で、弾丸で撃ち抜くと内部の液体が外に漏れだしてくる。その後すぐに固まり、穴がふさがるという仕組みだ。『T-1000』の液体金属ほど柔軟性はないが、それでも弾丸をいくら撃ちこんでも問題ない。

この素材であれば、宇宙空間を物凄い速度でぶつかってくるデブリで穴があいて空気が漏れる、ということもなくなるという狙いだろう。

似たような構造で、自動車の前面ガラスがある。『合わせガラス』といって2枚のガラスがフィルムをサンドイッチした構造で、ガラスが割れても飛散しない。しかし飛び石により表面ガラスが割れて、数センチの傷から、場合によってはヒビが数十センチに及ぶこともある。

数センチの傷は、ポリマー素材を流し込むウィンドウリペアで修理するのだが、このポリマー素材があればもしかしたら自動修復する未来が来るかもしれない。

もっとも、警察官の制服を身にまとった『T-1000』の襲来だけは御免だが……。

【参考・動画】

※ ‘Terminator’-style material heals itself – YouTube

【画像】

※ Ventin / Shutterstock

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