「冷やしグルメ祭2016」で冬でも美味しい”かき氷とそうめん”を堪能してきた

外は極寒だけど気分は常夏!

 寒い……。本日、東京の気温は7度(iPhoneお天気アプリ調べ)。7度で寒いだなんて、北国の方に叱られそうですが、東京は風が冷たいです。

 そんな極寒の中、お台場・東京カルチャーカルチャーにて、かき氷とそうめんを味わいトークを楽しむ「冷やしグルメ祭 2016」が行われました。真冬にかき氷なんて正気の沙汰じゃない……。もしかして我慢大会なのでしょうか!?

 実は『冷やしグルメ』、最近人気があるのです。美味しいかき氷屋さんが集まるイベント「かき氷コレクション」は、東京カルチャ―カルチャ―でも何度か開催され、季節に関係なく大人気なのだそうです。かき氷とそうめんのほか、今日は日本酒もいただけるとのこと。

■日本一アツイ街からやってきた、口どけふわふわな『雪くま』のかき氷を堪能

 かき氷は、埼玉県熊谷市から「茶の西田園」さんと「シノン洋菓子店(patisserie chinon)」さんが登場。最高気温を記録した街として有名な熊谷市。その暑さを逆手にとって、街ぐるみで美味しいかき氷を開発。かき氷の街にしようと2006年から“雪くま“を始めました。『雪くま暖簾会』を結成し(現在28店舗)、雪くまを作るための技術講習会も開いているそうです。

 雪くまの条件は以下の3つ。

1 熊谷の美味しい水を使った貫目氷を使っていること
2 氷の削り方に気を使い、雪のようにふんわりした食感であること
3 オリジナルのシロップを使っていること

 シノン洋菓子店さんの『いちごレアチーズ』が完成。氷を削っては、合間にシロップを入れ、また氷を足して……という流れで、丁寧に作られています。通常、冷凍庫の氷はマイナス15からマイナス20度くらい。雪くまの氷は、冷凍庫から取り出して0度くらいに温度を調整してから削るそうです。削るときも刃と絶妙な力加減の調整で、氷を薄〜く削ります。そうすることで、雪解けのようなふわふわの食感の氷を作り出せるのだそうです。

 シノンさんの『いちごレアチーズ』はピンクのいちごソースと白のレアチーズソースで、見た目も華やかです。いちごソースの甘みと酸味、チーズが絶妙なバランスでした。チーズは、マスカルポーネとフロマージュとクリームチーズの3種類をブレンドしているそうです。ケーキ屋さんで使う素材が活かせるように、メニューを考えていると伺いました。雪くまのかき氷は、口の中で優しく氷が溶けていきます。かき氷特有のあの頭がキーンとする感じがまったくありません。

 続いては、お茶屋さんである「茶の西田園」さんの『みそくるみミルク』。インパクトのある意外な組み合わせ。みそとミルクがとても合います! 上に乗ったクルミのカリカリ感もいいです。お味噌は、地元で作った大和芋の味噌を使用。同伴のスタッフは、思わず「なんか、ご飯を食べているたい……!」と発言。そういえばかき氷は、形が山盛りのごはんに似ているかも……? きな粉で包んだ小豆がベース。氷の上には、くるみの他にすりゴマがかかって香ばしさを引き出すという、実に手間暇かかった一品です。

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