2月1日、プロ野球の各球団がキャンプイン。スポーツニュースで各地の様子を伝える報道に触れて、ようやく「野球界の正月」を迎えたことを実感する野球ファンも多いだろう。
これからオープン戦、センバツ高校野球開幕、そして3月25日のプロ野球開幕と、待ちに待った「野球の季節」がやってくる。その時に向けてテンションを上げていくような、有名アーティストが歌った「野球をテーマにした曲」を4曲紹介したい。
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■サウスポー(ピンクレディー)
昭和50年代前半、日本中に社会現象を巻き起こしたアイドルデュオ・ピンクレディー。1978年3月にリリースされた曲のタイトルは「サウスポー」。
「背番号1のすごい奴」と左アンダースローの女性投手が対戦するという、水島新司作の漫画「野球狂の詩」の主人公・水島勇気を彷彿とさせる世界観の曲だ。振り付けでもイントロでピンクレディーの2人が左腕で下から投げる場面も登場する。
この曲で登場する「背番号1のすごい奴」はもちろん、世界のホームラン王・王貞治(巨人)のこと。前年にはハンク・アーロンの持つホームラン世界記録を塗り替えたという時代背景もあり、前作「UFO」に続くミリオンヒットとなった。現在でも高校野球の応援曲の定番として根強い人気を誇っている。
この曲を作詞した阿久悠は、映画化された小説「瀬戸内少年野球団」、夏の甲子園期間中にスポーツニッポン紙上で連載していた「甲子園の詩」、西武ライオンズ球団歌「地平を駈ける獅子を見た」の作詞など野球との縁が深い。
■恋のナックルボール(大瀧詠一)
自身では「君は天然色」「幸せな結末」、楽曲提供で松田聖子「風立ちぬ」、森進一「冬のリヴィエラ」などヒット曲の多いミュージシャン・大瀧詠一。2013年年末に報じられた突然の訃報には多くの人々がショックを受けた。
その大瀧詠一が1984年に発表したアルバム「EACH TIME」で収録されているのが「恋のナックルボール」だ。好きな女性をデートで野球観戦に誘い、何とか彼女の気を引きたいと心情が揺れる様は不規則に変化するナックルボールのよう。大瀧詠一独自の世界観を感じさせる一曲だ。
ちなみに、大瀧詠一の母校・岩手の釜石南高校は現在の釜石高校。来月行われるセンバツ高校野球に21世紀枠として出場する。