​ヘアケアマイスターに聞いた! 自分の肌と髪に合ったシャンプーの選び方とは

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新しいシャンプーを試すたびに、頭皮が荒れる、髪がごわつくなどで、なかなか満足のいくシャンプーが見つからないって方多いのではないでしょうか? 「シャンプーは洗浄の成分である『界面活性剤』によって、主に3つの種類に分けられます。自分の肌や髪に合うタイプを選びましょう」と話すのは、ヘアメイクサロン・MINT(ミント。東京都渋谷区)の美容師で、毛髪診断やヘアケアのアドバイスを行うヘアケアマイスターの磯部幸弘さん。詳しいお話を聞いてみました。


■洗浄の成分によって洗浄力、使用感が違う

シャンプーの3つの種類について、磯部さんは次のように特徴を挙げ、「まずは、それぞれの洗浄力、使用感を知っておきましょう」と言います。

(1)高級アルコール系

市販のシャンプーの多くがこのタイプで、界面活性剤として、「高級アルコール」と呼ばれる成分を使っています。高級と付くのは高品質という意味ではなく、分子構造を見たときに「炭素数が多い」という意味です。

中でもよく使われているのが、石油から作られる「ラウリル硫酸ナトリウム」や「ラウレス硫酸ナトリウム」、植物油脂から作られる「オレフィン(C14-16)スルホン酸ナトリウム」です。シャンプーの表示成分は、配合量が多い順に記載されています。成分表の頭から5つ目までにこれらの成分名があれば、高級アルコール系シャンプーと言えます。

これらは泡立ちがよく洗浄力が強いという特徴があり、脂性肌、すっきりと洗い上げたい人に向いています。ただし、肌への刺激も強いので、アトピーや乾燥肌の人にはお勧めできません。

洗浄力が強いと、髪の表面のキューティクルがはがれてギシギシした仕上がりになりやすいので、高級アルコール系シャンプーの多くに、髪をコーティングしてつやを出し、なめらかにする作用を持つ「シリコン」という成分が配合されています。

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