​ヘアケアマイスターに聞いた! 自分の肌と髪に合ったシャンプーの選び方とは (2/3ページ)

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(2)せっけん系

動植物性の油脂から作られる「脂肪酸ナトリウム」、「脂肪酸カリウム」など、せっけんと同じ界面活性剤が使われています。成分表の頭から5つ目までに、これらの成分名がある、もしくは「せっけん素地」、「せっけん分」とあれば、せっけん系シャンプーです。

洗浄力が強いため、頭皮、髪の脂分が落ちやすく、脂性肌や、ヘアケア剤を付ける習慣があるショートヘアの人に向いています。ただし、乾燥肌には不向きです。

ロングヘアに使うと、髪がきしんでまとまりにくいことがあります。その場合は、シャンプー後に、毛先を中心にトリートメント剤をもみ込むように使いましょう。

(3)アミノ酸系

アミノ酸の一種である、「ココイルグルタミン酸ナトリウム」、「ラウロイルメチルアラニンナトリウム」などを界面活性剤として使っています。表示成分の頭から5つ目までに「ココイル」、「ラウロイル」で始まる成分があれば、アミノ酸系シャンプーです。

低刺激で洗浄力が弱いのが特徴で、カラーやパーマが長持ちしやすく、乾燥肌、敏感肌に向いています。天然の保湿成分や香料が使われている「オーガニックシャンプー」にも、洗浄成分にはアミノ酸系の界面活性剤を使ったものが多く見られます。

また、アミノ酸は髪の毛の構成成分なので、アミノ酸系シャンプーで洗うことで髪が補修され、指通りがなめらかになることが期待できます。ですから、髪が傷んでいる、硬くてごわつく、ハリやコシがない、いずれの場合にもお勧めします。

■シリコン配合でも、トラブルがなく髪・肌質に合っていればOK

続けて磯部さんは、シャンプーの選び方について、次のようにアドバイスを付け加えます。

「同じタイプのシャンプーでも、成分の割合や種類によって、仕上がりに細かい違いがあります。例えばアミノ酸系シャンプーが、さらに『髪をしっとりさせる』、『ボリュームアップさせる』などの作用別に分かれている場合は、目的や髪の悩みに合わせて選んでください。

また、ヘアスタイルや、カラー・パーマをするかしないかによって、適したシャンプーは異なります。

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