会社員にくらべて、仕事のペースや幅に自由度のある自営業。
「思い切って独立したい!」「脱サラしてカフェをはじめたい!」というような働き方にあこがれる人が多い一方、「厚生年金にくらべて年金が少ないし、退職金もないし……」と二の足を踏んでいる方も少なくないはず。
でも、本当にそうでしょうか?
じつは自営業者をはじめとした「国民年金の第1号被保険者」こそ、工夫しだいで年金を増やすことが可能なのです!
節約アドバイザーのヨースケ城山さんに、自営業者の老後資金づくりについて伺いました。
■1:攻めの「個人型確定拠出年金」で年金を増やす
確定拠出年金は、自分で増やして公的年金に上乗せできる制度です。
特徴は、自らの責任のなかで金融商品を選び運用する点。運用次第で受け取れる年金額が決まる「資産形成」と、掛け金が控除対象になる「公的制度」の側面を併せ持っています。
最大のメリットはやはり、毎月の掛け金(保険料)全額が所得控除の対象になる点。保険料として支払っている金額×税率分が戻ってくることになります。
自営業者など「国民年金第1号被保険者」の場合、掛け金は月5,000円~68,000円の間で自由に決めることができます。最大で年81万6,000円までが所得控除の対象になるのです。
なお、受給は原則60歳から。
つまり60歳までは引き出せないのですが、60歳時点で通算加入期間が10年に満たない場合は支給開始年齢がさらに繰り上がります。
60歳から受け取りたい場合は50歳までの加入が必須です。
■2:「国民年金基金」で守りを固める
もうひとつ、自営業者など第1号被保険者の老後の所得保障のためにつくられた公的年金制度が「国民年金基金」です。
これにより、自営業者も「国民年金(老齢基礎年金)」と「国民年金基金」の2階建てにすることができます。
掛金の上限は月額6万8,000円(個人型確定拠出年金の掛金との合計)。