もっと続いても良かったんじゃ……という短命漫画5選「逢魔ヶ刻動物園」

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短い連載期間で終わった漫画作品の中には、「もっと長く続けてほしかった!」というものも少なくありません。魅力的だったのに打ち切りで終わった作品などは、その思いが強くなるでしょう。特に入れ替わりの激しい週刊少年誌には、そうした作品が多いですよね。そこで今回は、「もっと続いても良かったんじゃないか」と思う短命漫画をピックアップしてみました。

●『ダブルアーツ』(全3巻) 作者:古味直志

『週刊少年ジャンプ』で2008年に連載された作品。同誌で『ニセコイ』を連載中の古味直志先生のデビュー作です。発病するとほぼ死亡してしまう未知の奇病・トロイがまん延する世界を舞台にした物語で、トロイを発病したシスターのエルーと、手をつなぐことでトロイの発病を止めることのできる特殊な力を持つ少年・キリの冒険が描かれています。

二人は、エルーの命を狙う謎の組織と戦うために手をつなぎながら戦う「ダブルアーツ」という武術を習得しますが、これが強く、華麗で魅力的でした。また、発病を抑えるためとはいえ、寝るときもお風呂もずっと手をつなぎっぱなし。これが程よい甘酸っぱさを出しており魅力の一つです。丁寧な作りの面白い作品でしたので、打ち切りは残念だという人も多くいました。

●『逢魔ヶ刻動物園』(全5巻) 作者:堀越耕平

こちらも『週刊少年ジャンプ』で2010年から2011年にかけて連載された作品。堀越耕平先生のデビュー作で、現在先生は同誌で『僕のヒーローアカデミア』を連載中です。ドジな女子高生の蒼井華が、自分を変えるために動物園のアルバイトをしようとします。しかしその動物園は、呪いでウサギに変えられてしまった園長や、夜になると動物が人になる「逢魔ヶ刻動物園」。大いに戸惑いながらも、華は動物たちと心を通わせていき……。

序盤は華と動物たちの心温まる交流をメーンに描き、途中からはライバルである「丑三ッ時水族館」などとのバトル展開になります。

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