【プロ野球】今季1軍初出場を果たした選手は?セ球団別大抜擢ランキング

阪神・原口文仁は育成選手を経て、今季1軍に大抜擢。サヨナラ打を放つ活躍をみせている

 まもなく交流戦に突入するプロ野球。今季は春先から、高山俊、今永昇太、オコエ瑠偉などのルーキーたちが話題を提供してきた。。各球団が世代交代に追われるなか、球団別に今季「1軍初出場」を果たした選手を、ルーキー以外も含めてまとめてみた。

 新戦力の大抜擢が多いのはどこだ!? セ・リーグ編をお届けしよう。
(成績は5月18日時点、年齢は満年齢。外国人選手を除く)

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■DeNA 6人

≪投手≫
今永昇太(23歳・1年目)
7試合/2勝4敗/防御率1.96

熊原健人(23歳・1年目)
5試合/0勝0敗/防御率0.00

野川拓斗(25歳・1年目)
6試合/0勝0敗/防御率2.57

≪野手≫
柴田竜拓(23歳・1年目)
19試合/打率.205(39-8)0本塁打/2打点

白根尚貴(23歳・5年目)
2試合/打率.000(3-0)/0本塁打/0打点

戸柱恭孝(26歳・1年目)
40試合/打率.234(128-30)/1本塁打/8打点

 昨季はドラフト1位・山崎康晃、ドラフト2位・石田健大がそろって結果を残したが、今季もその流れは継続。今永が大活躍を見せると、熊原もデビューから順調。ドラフト7位の野川も現在は2軍だが、貴重な中継ぎ左腕になりそう。

 野手もアレックス・ラミレス新監督がパワフルな大抜擢。開幕スタメンに戸柱、柴田を起用。戸柱は現在は正捕手格になっている。ソフトバンクから加入の白根もスタメンの機会を得たが、3打席のみであえなく2軍へ。

 同じく2軍落ちした柴田、野川もそうだが、大抜擢はあっても意外と我慢強く起用してもらえない傾向も見られる。ラミちゃんの気はそう長くはないのだ。

■阪神 5人

≪投手≫
なし

≪野手≫
横田慎太郎(3年目・21歳)
30試合/打率.212(85-18)/0本塁打/3打点

板山祐太郎(1年目・22歳)
19試合/打率.255(47-12)/0本塁打/4打点

高山俊(1年目・23歳)
41試合/打率.252(163-41)/2本塁打/15打点

原口文仁(7年目・24歳)
17試合/打率.340(47-16)/2本塁打/10打点

陽川尚将(3年目・25歳)
16試合/打率.205(39-8)/1本塁打/2打点

 金本知憲監督による“超変革”元年。1軍初出場の人数こそ、巨人と同数だが、内容で見ると大違い。球界ナンバーワンの「抜擢」をしているといっても過言ではないだろう。その他、北條史也も1軍出場は昨季の1試合のみで抜擢の部類。近年は20代後半まで2軍暮らしの「若手に見えて実は中堅」選手が目立っていたが、悪しき伝統を一蹴した。

 逆に投手陣はここまで新戦力なし。しかし、2年目の横山雄哉、3年目の岩貞祐太など、ここまで出場機会が薄かったフレッシュな先発投手が結果を残しつつある。金本監督は高齢化が深刻な投手陣にも超変革を起こせるか。

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