ウズベキスタンの西部にあるオアシス都市・ヒヴァは、古代ペルシャの時代からカラクム砂漠への玄関口として栄えました。
「イチャン・カラ」と呼ばれる城壁に囲まれたヒヴァの旧市街は世界遺産に登録されています。
街全体が博物館のような旧市街、イチャン・カラの魅力をご紹介しましょう。
イチャン・カラは高さ約8~10メートル、長さ約2200メートルの城壁に囲まれた小さな街。
城壁内に一歩足を踏み入れれば、そこは中世そのままの世界。
これほどまでに古い街並みがそのまま残っている場所は世界的にも珍しく、「こんな場所があるなんて!」と感激してしまうことでしょう。
世界遺産へのメインの入口が「アタ・ダルバザ」(西門)。
西門をくぐるとすぐ右手にあるのが「カルタ・ミナル」と呼ばれるミナレット(モスクの尖塔)です。
周囲の建物とは一線を画す鮮やかなブルーとグリーンのグラデーション、そして細やかに施された芸術的な模様…
さらに注目すべきはその形。高さがそれほどないだけに、不釣り合いなほどの太さが際立ちます。
それもそのはずで、このカルタ・ミナルは未完成のミナレットなのです。
1852年の着工段階では100メートルを超える高さになる計画でしたが、26メートルの時点で建設が中断されてしまいました。
当初の計画が実現していれば、壮大なヒヴァのランドマークになっていたはず。