【プロ野球】長打力は球界随一?バレンティンがケガに泣いた昨年の借りを返す

バレンティンが、ケガに泣いた昨年の借りを返す!

■イメージはよくないかもだけど、数字を見て!

 時折見せる緩慢な守備や走塁。それに加えて、腕にびっしり入れられたタトゥーにキラリと輝くピアス。しかも、今季の初めのころには、アゴヒゲだけを金色に染めるというファンキーなスタイルだった。あまりいいイメージを持たない人も少なからずいるだろう。ヤクルトのバレンティンに対してである。

 しかし、度重なるケガでわずか15試合の出場に終わった昨年とは違って、今年はバットでしっかりと結果を出している。そこは評価されてしかるべき。開幕こそ1週間ほど出遅れたものの、1軍登録された4月3日以降は、全試合スタメンで出場。6月14日の試合を終えた時点で、打率.283、15本塁打、48打点と、中軸の務めを十分に果たしている。

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■このまま打ち続ければ打点王の可能性も!?

 このペースで残りの76試合を消化すると、打率はそのままとして、単純計算で本塁打は34本、打点は113となる。本塁打記録を更新した2013年(打率.330、60本塁打、131打点)には及ばないが、昨年度のセ・リーグランキングに当てはめれば、打率は7位、本塁打は2位、打点は1位だ。

 推定年俸250万米ドル(約2億6300万円)+出来高という年俸からすれば、それぐらい打ってもらわなきゃ困るという数字かもしれない。まあでも、助っ人としてはトップクラスの数字であることは間違いない。

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