夕方になると顔がむくんでくる、夜更かしをすると顔の筋肉が下がる、いつもたるんでいる……フェイスラインの悩みはつきません。少しでも改善するべく、女性の健康と美容のツボ療法を提案する太子橋鍼灸整骨院(大阪府守口市)の鍼灸(しんきゅう)師・高田香菜子さんに、誰でもすぐにできるツボ押し法を教えてもらいました。
■顔への血流を促し、筋肉の緊張をゆるめるフェイスラインがたるむ原因として、高田さんは次のように話します。
「デスクワークで姿勢がゆがんだままや、スマホの使用などで長時間下を向いていると、首や肩から顔、頭への血流が悪くなります。すると顔はむくみやすくなり、フェイスラインがたるんだ印象になります」
少しでもたるみを改善するには、どうすればいいのでしょうか。
「オフィスや通勤電車でも自分でできる方法として、『血流を促すこと』、『筋肉の緊張や収縮を軽減させること』を意識しましょう。特に、パソコンやスマホの操作など単調な作業に集中しているとき、また、ストレスがあったりイライラするときには筋肉が硬くなっています。気付いたときにさっとツボを刺激してみてください」(高田さん)
■鎖骨から耳のラインの刺激がポイント次に、ツボの位置と刺激の方法を伝授してもらいましょう。
「鎖骨からあご、耳へのラインを意識し、数字の順に刺激すると、血流はより促されると考えられます。リンパの流れにも影響するでしょう」と高田さん。
(1)翳風(えいふう)側頭部からあごにつながる筋肉上にあり、刺激を加えると頬(ほお)やフェイスラインのむくみをすっきりさせると考えられます。
「翳」は「羽毛の扇」を意味し、耳たぶの形を扇に見立てています。また、かくす・かげなどの意味もあります。「風」は「音声」を意味し、耳鳴りや難聴のときに対応するツボとしても知られています。
位置:耳たぶの真裏にあって、耳の付け根とあごの骨が接するあたりにあるもっともくぼんだ部分。左右にあります。
刺激法:中指の腹で、ゆっくり約5秒ゆるめに押し、そっと離すことを、3回繰り返します。神経やリンパが集まる部分なので、強く押さないようにしましょう。