鍼灸師が教える。オフィスでできる、フェイスラインのひきしめツボ&ストレッチ7つ (2/3ページ)
(2)翳明(えいめい)
「翳」は(1)の「翳風」を指し、翳明はその後部に位置します。ここを刺鍼する(ハリ治療で用いる)と、目の疲れの改善や視界を明るくするとも言われています。翳風とともに刺激することで、フェイスラインから目の周囲のむくみの改善に働きかけます。
位置:(1)の翳風(えいふう)の親指の横幅1本分後ろ。左右にあります。
刺激法:翳明に中指の腹を、翳風に薬指の腹をあてて、ゆっくり約10秒回すように指圧します。2~3回繰り返しましょう。神経やリンパが集まる部分なので、強く押さないようにしてください。
(3)欠盆(けつぼん)「欠盆」とは欠けた茶碗をイメージし、鎖骨の上の筋肉や皮膚がくぼんだ部分を意味しています。胸や腕へ続く神経の通り道にあるツボで、首や肩の血流促進に働きかけます。
位置:乳頭からまっすぐ上にたどり、鎖骨すぐ上のくぼみから、親指の幅1本分のど側。左右にあります。わかりにくければ、その周囲を指で指圧して、「いた気持ちいい」部分を探しましょう。ピンポイントでなくても、「そのあたり」がわかればOKです。左右にあります。
刺激法:ひとさし指、中指、薬指、小指をそろえて、鎖骨からのどもとに向けて円を描くように軽くさすりましょう。強く圧しないよう注意してください。
(4)頬車(きょうしゃ)「車」は、歯が車のように動くところ、つまりあごの関節のことで、頬のかなめを指しています。このツボは、頬のむくみや腫れ、あごのこわばり、歯ぐきの痛み、あごの関節のこわばりなどを緩めることで知られています。
睡眠中に歯ぎしりをする人、ストレスや緊張で奥歯を噛みしめることが多い人は特に、意識して指圧するとよいでしょう。
位置:あごのかど、えらの部分から上へ親指の幅1本分ほどのところ。歯をぐっと噛みしめたときに筋肉がもりあがる部分です。左右にあります。
刺激法:(5)で紹介する「大迎(だいげい)」とセットで、ひとさし指、中指、薬指をそろえて耳のほうへ回すように軽く押しまわします。
(5)大迎(だいげい)「大」は、大いなる、立派な、「迎」は、迎える、迎え合うことを表現しています。