「もっと仕事のパフォーマンスを上げたいのに、気分が乗らず、はかどらない」
こう考えるのは、向上心のある、真面目な人。そう指摘しているのは、『気力より体力 一流のコンディションを手に入れる』(KADOKAWA)の著者・吉越浩一郎氏です。
仕事に一生懸命で、「もっと仕事ができるようになりたい」と考える人ほど、「気力をもう少し出せれば、もっと成果を上げられるのに……」と悩んでしまうということ。
しかし“もっと気力が欲しいビジネスパーソン”に欠けているものは、気力でも仕事の能力でもないというのです。
なぜなら、そこには大前提=土台となるものが欠けているから。
それはなにかといえば、ずばり体力。自身のビジネス経験、そして成果を出しているビジネスパーソンの共通点を探った結果、そのような結論に至ったのだそうです。
つまり仕事に必要な体力がわかないのだとすれば、「とりあえずやる気を出そう」などという無謀な試みをするのではなく、仕事に必要な「体力」を整えればいいだけだというのです。
だとすれば気になるのは「体力をどうつけるか」ですが、このことについてのキーワードは「8時間睡眠」「赤身肉」「1万歩」なのだそうです。
■1:悩むヒマがあったら「8時間寝る」
体をリセットする究極の方法は、毎日の睡眠。つまり誰にも毎晩、自分をリセットするチャンスが訪れるということです。
そして睡眠の基本は「十分な時間」をとること。枕を変えたり睡眠に関する本を読んだりするよりも、とにかくまず「8時間眠ること」が大切だというのです。
では、なぜ8時間なのでしょうか? 著者によれば、それは「自分に最適な睡眠時間」を知るため。
もっと短い時間で十分な睡眠が取れる人もいるでしょうが、まず8時間眠ってみることで、その時間が自分に合うか否かがわかるというわけです。それを続けてみて、もし辛ければ、少し短くすればいいという考え方。
そこで著者は、「早速今夜から8時間寝ることを自分に課してください」と勧めています。そしてそれだけで、疲労感が激減するというのです。