昔、作文を書いていたときに「晴」という漢字が、途中で本当にこれは「晴」って漢字だったっけ?と混乱したことがあります。
これはみなさんも耳馴染みがあるかと思う「ゲシュタルト崩壊」と呼ばれるもので、知覚の異常から引き起こされる現象です。
今回はこの「ゲシュタルト崩壊」について、医師に解説をしていただきました。
ゲシュタルト崩壊とは
あるまとまりをもった、全体を把握することで意味をなすもの、例えば誰かの顔や、漢字、何らかの模様や絵の一部などを全体像として認識できなくなる知覚の異常です。
例えば人の顔であれば、見慣れた家族の顔でも、ある時急に無意識のうちに顔の特徴をバラバラに認識してしまい、誰の顔であるかわからない感じがしてしまう、といったものを指します。
この現象自体は、特に病気のない、健康な方でもしばしば起こることが知られています。
ゲシュタルト崩壊が起きやすい場面
例えば漢字を眺めているうちに、一つの漢字としてではなく、例えば粉、という漢字を米と分に無意識のうちに分解して認識してしまったりして、意味が分からなくなったり、書けなくなったりしてしまう場合があります。
人の顔
親しい人の顔であっても普段認識している顔の全体像、イメージなどを把握することが難しくなってしまいます。
音楽
よく知っているはずの音楽なのに、全体の流れがよくわからなくなったり、特定の楽器の音などだけが認識されたりして、自分が何を聞いているのかわからなくなってしまうものを指します。 ゲシュタルト崩壊の原因 ゲシュタルト崩壊がなぜ起こるかは、まだはっきりわかっていません。