【プロ野球】2017年に「神っちゃう」のはこの男だ! カープのネクストブレイク選手を占う!!

カープのネクストブレイク選手を占う!!

 神っていた2016年が終わり、2017年が幕を開けた。2016年は、4年目の鈴木誠也が大ブレイク。広島を優勝へと導いた。

 連覇を目指す2017年シーズンも、鈴木のような新戦力の出現は必要不可欠だ。

 そこで今シーズン、大爆発が期待されるネクストブレイク選手を紹介したい。

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■塹江敦哉が待望の和製左腕エースになるか!?

 ローテーションの軸を担っていた黒田博樹が引退。先発陣の弱体化が懸念されるなか、若手の台頭は急務といえる。そこで期待したいのは、今シーズン、3年目を迎える左腕・塹江敦哉だ。

 塹江の最大の魅力は左腕から繰り出す150キロ超のストレート。広島の長年の夢である和製左腕エース誕生への期待は大きい。

 昨シーズンの9月11日、塹江は巨人戦で念願の1軍デビューを果たした。しかし、これでもかというほどプロの洗礼を浴びせられてしまう。

 7回裏に3番手でマウンドに登った塹江は、記念すべき1軍デビューの初球を長野久義にいきなりスタンドに運ばれると、その後も打ち込まれ6失点。1死を取るのがやっとで無念の降板。苦すぎるデビュー戦となってしまった。

 1回を1死のみで6失点。防御率は162.00という目も当てられないものとなった。しかし、この防御率を見て、昔からの野球ファンの方はピンときたのではないだろうか。そう、この防御率は、広島のレジェンドOB・大野豊氏のそれとよく似ているのだ。

 大野氏も、デビュー戦では1死を取ったのみの5失点で降板している。そのときの防御率は、135.00という散々なものだった。

 この大野氏と塹江は、デビュー戦でのKOのほかにも、同じ左投手で速球派という点が共通している。

 苦いデビューを乗り越え、球史に名を残す投手に成り上がった大野氏。塹江にも同じような成長曲線を描いてほしい。そう願う広島ファンは数知れずいる。

 そして、塹江には期待に応え得るだけの力がある。1軍での登板3試合目には先発を経験。DeNAの強力打線を5回2失点に抑える力投。また、7月14日のフレッシュオールスターゲームでは自己最速の159キロを計測。大器の片鱗をみせつけた。

 広島待望の和製左腕エースの誕生に期待せずにはいられない。

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