【プロ野球】糸井嘉男の穴をどう埋める? T-岡田、吉田正尚、ロメロ+α。オリックスのレギュラー争い~外野手編

オリックスのレギュラー争い

 昨オフ、糸井嘉男がFAで阪神に移籍。糸井が抜けた穴は大きい。しかし、その穴をチャンスととらえ、レギュラー獲りを狙う選手たちがいる。今回はオリックスの外野レギュラー争いを占ってみよう。

■器用すぎるT-岡田

 今季より新たに選手会長に就任したT-岡田。就任しての発言からは、自らがチームを引っ張っていく、という自覚がうかがえた。実際、キャンプでも若い選手によく声をかけているようだ。

 そんなT-岡田が今季の目標として掲げているのが、キャリアハイ。2010年に33本塁打でホームラン王に輝いたが、今季はその記録を上回る活躍に期待したい。

 長距離打者にしては器用で、その器用さが長打力を消してしまっているとも指摘される。狙った球を一発でとらえることができると、キャリアハイ更新が見えてくるはずだ。

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■風格が漂う吉田正尚

 昨季はルーキーながら2ケタ本塁打を記録した吉田正尚。シーズン後に参加した2016アジアウインターリーグでは打ちに打ちまくって最優秀打者に輝いた。今季は2年目にして早くも中心打者としての風格さえ漂わせている。

 持ち前の強いスイングと背中合わせなのは故障。実際に昨季は腰を痛めて戦列を離れることとなってしまった。このオフは、アテネ五輪の男子ハンマー投げの金メダリスト・室伏広治氏にトレーニング方法を指導してもらうなど、ケガをしない体作りに余念がない。吉田正が全試合に出場できれば、相当な成績が見込めそうだ。

■新外国人のステフェン・ロメロ

 4番候補としてマリナーズから獲得したロメロ。マイナーでは通算100本塁打を放ち、昨季はAAAで21本塁打と長打力が魅力の選手だ。キャンプでのフリー打撃では柵越えを連発し、首脳陣の評価も高い。オリックスには左打者が多いので、右の大砲は貴重だ。

■今年こそ駿太

 毎年のようにレギュラーへの期待が高いが、あと一歩で奪取できない駿太。昨季は守備固めでの起用が多かった。守備、走塁面では申し分ない実力を持っており、課題は打撃だ。宮崎キャンプでの紅白戦では二塁打を2本放ち、打撃面での成長をアピールしている。

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