【プロ野球】練習試合4戦3発! 低迷する中日を救えるか? 新外国人選手・ゲレーロが大暴れの予感

新外国人選手・ゲレーロが大暴れの予感

 昨シーズンは19年ぶりの最下位、しかも2リーグ制となった1950年以降では、球団史上ワーストの4年連続Bクラスという不名誉な成績に終わった中日。

 攻守が噛み合わない試合を重ねたことで、悲惨な結果となってしまったわけだが、どちらかと言えば、攻撃面の責任のほうが重いように見える。

 というのも、チーム防御率は3.64でリーグ4位、失策の少なさも同2位と、ディフェンスはまずまず頑張った。

 しかし、チーム打率は.245で最下位の阪神と僅差のリーグ5位(中日のチーム打率は.2451、阪神のチーム打率は.2445)。本塁打も89本でリーグ最下位と、打撃陣が振るわなかった。

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■メジャーで11本塁打の新助っ人

 低調に終わった打線をテコ入れすべく補強したのがキューバ出身のゲレーロだ。2016年は故障もあってメジャーでの出場はなかったが、2015年はドジャースで106試合に出場し、11本塁打を放っている。自身も「パワーと勝負強さが持ち味」と語っているように、長打力が魅力の右打者だ。

 そのゲレーロが、キャンプ地の沖縄で快音を響かせている。1月29日に合同自主トレから合流したゲレーロは、キャンプに入ると実戦形式の打席で快打を連発。

 まず、2月10日に行ったシート打撃で、開幕投手が濃厚と見られる大野雄大、期待のドラ1ルーキー・柳裕也へあいさつ代わりの1発をお見舞いすると、12日のハンファ(韓国)との練習試合では、センター右とレフトポール際への2発。19日の楽天との練習試合でも左中間スタンドに放り込んだ。

 この日までの練習試合4戦で10打数6安打、3本塁打、6打点と、1億5000万円プラス出来高(推定)という年俸を裏切らない活躍を見せているのだ。

 しかも、内外野どこでも守れるユーティリティープレイヤー。森繁和監督は「打順は3番、守備位置は未定」と入団会見時に話したように、空いているポジションに当て込んでいく方針のようだ。

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