ご質問誠に有難うございます。
これは完全にラブホテル業界の怠慢で御座います。誠に申し訳ございません。
ただ、やはりシャンプーや入浴剤と比較すると「このコンドームは嫌!」と仰る方が少ない、というのが最大の理由でしょう。
また薬事法の観点からお話をさせて頂くとシャンプーには「消費期限」に該当するものが原則としては存在しないので、在庫を抱えてもさほど問題にはなりませんが、コンドームには明確に消費期限があるので、在庫リスクが大きいというのも一因で御座います。
さて、以上のような「建前」をお話しさせて頂きましたが、少なくとも今日のラブホテルを取り巻く環境を考えると、もう1つ大きな要素が御座います。そしてその要素がある限り、わざわざ経費をかけてまでコンドームの種類が増やすことはないでしょう。
そもそもコンドームに対しての不満を考えると、最も大きな問題は「サイズ」で御座います。
小さすぎて入らない、とか、大きすぎてぶかぶかとか。もう1つの問題は、いわゆるフィット感。
これは薄さによるところが大きく、現状で最薄の0.01などはコスト的に非現実的なのですが、これも問題として挙げられるでしょう。
そしてこの「問題」こそが問題なので御座います。それはつまりどういうことかと言うと「コンドーム」に対しての不満を持つ方というのは、圧倒的に「男性側」なので御座います。
男性は基本的にホテルのコンドームにそこまで文句を仰りません。あるかないか、ということ以外には興味がないとすら言えるでしょう。さらに、コンドームに対して何かしらの思い入れがある男性と言うのは、我々がどれだけ気を使っていても、やはりどこかホテルのコンドームを信用せず、ご自身でコンドームを持ち込まれます。
つまりいずれにしても経費をかけてまでコンドームの種類を増やす理由が御座いません。